不動産売却にはいくつかの種類があります。そのなかでも、期間重視で売却を進めたいのであれば「不動産買取」がおすすめです。そのほかにも、住宅ローンの滞納でお困りの方には「任意売却」という方法が最適です。以下からは、上田市・佐久市のミヤモリ不動産が、不動産買取と任意売却について解説します。
不動産買取はスピーディーに不動産を売りたい方におススメです
不動産買取とは、不動産会社が買い主となって直接物件を売り主様から買い取る方法です。不動産売却の一種である仲介売却の場合は、販売活動などを通して買い主様を探さなくてはなりません。そのため、売却までに一定の期間を要するのが一般的です。しかし、不動産買取であればこうした時間・手間は不要。早ければ不動産査定をしたその日に売却が決定します。
不動産買取はこのような方におススメ
- できるだけ早く不動産を売却して現金化したい
- 住み替え用の物件が決まっているので、買い替え資金にしたい
- 不動産売却を近所の人に知られたくない
- 不動産売却のためにリフォームを行う費用がない
- 購入希望者様の内見に対応するのが面倒
- 所有している不動産を放置しており、税金などのランニングコストがもったいない
- マンションにかかる税金や管理費、修繕積立金の支払いが困難
スピーディーな現金化が不動産買取最大のメリット
何らかの事情で現金が必要となった場合、不動産売却はその問題を解決できる手段のひとつです。しかし、支払い日までに余裕がない際は、仲介売却など時間のかかる売却方法は選べません。また、住み替え用の物件を購入する日が決まっている場合なども、二重ローンといった問題が起こります。
こうした際に活用したいのが不動産買取です。不動産査定を不動産会社に依頼し、条件が合えばその場で手続きも可能。3カ月~6カ月かかると言われる仲介売却にはないスピード感で不動産を現金化できます。また、「本当に売れるのだろうか?」「いつになったら購入希望者様が現れるのだろう」という心理的不安から解消される点は、不動産買取ならではのメリットです。
現状渡しOKなのでリフォーム・解体も不要
長く住んだ家にはさまざまなダメージが蓄積されています。そこで仲介売却の場合は価値向上のためのリフォームや、購入希望者様のニーズに合わせて解体工事を行う場合がありますが、当然その際には少なくない費用がかかります。
一方、不動産買取の場合はこうした作業はすべて不動産会社の担当です。現状渡しで売却ができるので、一時的な出費などがありません。また、売却後に生じる買い主様に対してのアフターフォローもいらず、瑕疵担保責任も免責になります。
なお、仲介手数料がかからず、売却に関わる諸経費が不動産会社の負担となります。仲介売却に比べて売却費用は少なくなってしまうものの、これらの経費分を考慮するとそこまで大きな差にはなりません。
買取保証で金額の保証も可能です
不動産買取のデメリットとして、売却額が市場価格に比べて低くなってしまう点が挙げられます。一方、仲介売却は広く購入希望者様を募ることで、売り主様の希望価格に近い形の不動産売却を行う方法です。
「期間内で不動産を売却しなくてはならいので不動産買取を選ばなくてはならないけど、できれば高く売れる方法も試したい……」
こうしたご要望にお応えできるのが「買取保証」です。
買取保証は一定期間内に仲介売却が成立しなかった場合、事前に取り決めた買取保証金額で不動産買取を行うという仕組み。仲介売却で“高く売る”にチャレンジしつつ、万が一購入希望者様が現れなかった場合には不動産買取で確実に売却ができる、という点が大きなメリットです。「いつまでも不動産が売れない……」「現金化がいつになるか分からない」といった不安もなく、満足のいく不動産売却が行えます。
不動産売却についてのお喜びの声
「任意売却」という不動産売却
住宅ローンの支払いが困難、もしくは滞納してしまった……こうした場合は、当社までご相談ください。タイミング次第では、任意売却という方法で競売に比べて有利に不動産売却を進められます。以下では、任意売却の基礎知識をご紹介します。
- Pick UP住宅ローンに関して、このようなお悩みはお持ちではありませんか?
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- 毎月の住宅ローンの支払いが厳しい……
- 住宅ローンや税金の支払いが滞ってしまった
- ローンの督促状が金融機関から届いた
- 住まいが差し押さえられてしまった
- このまま滞納を続けると住まいが競売にかけられてしまう
- 競売開始の決定通知書が自宅に届いた
- 競売しても住宅ローンの残債があるので今後の暮らしが不安
競売にかけられる前に任意売却を!
住宅ローンを滞納すると、住まいが差し押さえられ、競売にかけられてしまいます。この場合の落札価格は市場価格よりも安くなってしまい、場合によっては住宅ローンの残債が残ることも。こうした状況を回避できるのが任意売却です。
裁判所主導で行われる競売に対し、任意売却は売り主様の意思を反映できます。手法自体は仲介売却と同じであるため、市場価格に近い額での売却が可能。また、競売に関わる人が自宅に訪れることもないので、近所の方に差し押さえ・競売を知られることもありません。
ただし、任意売却は利用可能な期間が限られています。住宅ローン滞納から時間が経ちすぎると、もう任意売却は行えません。そうなる前に、できるだけ早く当社までご相談ください。
任意売却が可能な期間
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任意売却が可能 | 任意売却はできません | |||
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ローン滞納前 | ローン滞納 3ヵ月目以内 |
ローン滞納 4ヵ月目以内 |
ローン滞納 5ヵ月目~ |
競売開始以降 |
滞納はしていないものの、住宅ローンの支払いが困難なタイミング。お早めに当社にご相談いただき、一緒に対策を考えましょう | 住宅ローンを滞納すると金融機関から督促状や一括弁済通知書が届きます。そのまま放置すると、競売が開始されます。 | 不動産の競売開始通知が届きます。通常であれば、通知がなされ日から4~5カ月後のタイミングで競売が開始されます。 | 競売開始目前。裁判所から競売の執行官が訪問し、写真撮影を含む調査を行います。また、不動産関係者の訪問もあります。 | 競売が開始されます。買い主様の都合で強制立ち退きを余儀なくされることも。ここまでくると、任意売却は行えません。 |
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任意売却と競売の比較
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比較 | 競売 | 任意売却 |
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売却価格 | 市場価格よりも3~5割安い最低落札価格が設定されてしまいます。一般的には、市場価格の8割程度で落札されるケースが多いですが、必ずしもその値がつくとは限りません。 | 仲介売却同様、市場価格に近い価格での売却が可能です。残債も大幅に減らせるほか、場合によって住宅ローンを完済できることもあります。 |
残債の返済方法 | 原則、残債の返済方法の交渉はできません。競売が完了した後も支払い額等は変わらず、経済状況の改善も難しくなります。 | 債権者との交渉次第では、残債の返済方法が変更できます。月に1~2万円など、無理のない返済額となればその後の生活にも余裕が生まれます。 |
プライバシー | 競売の関係者が近隣に聞き込み調査を行う場合もあり、売却の事実が周囲に知られてしまう可能性があります。また、新聞や広告に競売情報が掲載されるため、ひと目に触れやすくなります。 | 一般の不動産売却同様、プライバシーに配慮したまま販売活動を進められます。周囲の方に住宅ローンの滞納などを知られる心配もありません。 |
引っ越し費用 | 売却額は全額、債権者への返済に使われます。残債を上回らなければ手元にお金が残らず、引っ越し費用の捻出も難しくなるでしょう。 | 債権者との交渉次第では、売却代金から引っ越し費用を残せる可能性があります。次の住まいへの住み替えもスムーズです。 |
今後の生活 | 財産をすべて失ってしまうこともあり、今後の生活をどのように送ればいいか見通しが立たず、不安にさいなまれてしまいます。 | 新生活のための資金を債権者との交渉で残せる可能性があります。前向きな気持ちで新たな暮らしに臨めるでしょう。 |
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